エクステリアにおける「歩行者用補助手すり」の重要性とは?詳しく解説

エクステリアにおける「歩行者用補助手すり」の重要性とは?

エクステリアにおける「歩行者用補助手すり」の重要性とは?詳しく解説

室内にバリアフリー設備として手すりを設置される方も多いのですが、エクステリアに関しては意外と設置していない方も多いでしょう。エクステリアの手すりは、室内と同じくらい重要です。そこで今回は、エクステリアにおける「歩行者用補助手すり」の重要性やメリットについて、詳しくご紹介いたします。

歩行者用補助手すりがないとどうなるか

戸建の住宅に住む方ですと、敷地の入口には門が設置されており、そこから玄関までのルートを経て室内に入るような構造になっていることでしょう。ルート上が平坦であれば必要性はないかもしれませんが、途中に階段や段差があるのであれば、手すりがないことによって思わぬトラブルが発生してしまうかもしれません。

段差は足を踏み外しやすい箇所です。乾いている状態であっても、足元への注意がおろそかになったときに踏み外してしまうことは少なくありません。雨の日や雪の日のように足元が濡れているのであれば、踏み外す確率は急激に高くなることでしょう。万が一転倒してしまった場合、尻もち程度で済めばよいのですが、打ち所が悪いと大怪我をしてしまいます。とくに高齢の方ですと、命の危険にまで及ぶことがあります。そのため、手すりがないことは安全性の低下につながってしまうのです。

転倒の恐れがある場所に手すりを設置し、つかまって通過するようにできれば移動が安全になります。また、毎回つかまなかったとしても、転倒しそうになった際、とっさにつかめる環境にすることが大切なのです。たったそれだけで怪我の確率を大きく下げられます。

歩行者用補助手すりのメリット

歩行者用補助手すりのメリットには、以下があげられます。

歩行の手助けになる

足腰がしっかりした方であれば不要に感じるかもしれませんが、バリアフリーという観点では、手すりは歩行の手助けになります。とくに、段差や傾斜のある場合、スムーズに歩行できるため便利です。高齢者が住む場合、手すりの有無は歩きやすさに大きな違いがありますので、早めの導入がよいでしょう。

転倒、転落防止になる

玄関前に階段などの段差がある場合、なにかの拍子に足を滑らせて転倒する恐れがあります。また、高さがあると転落してしまうかもしれません。手すりがあることで自然と手を添え、上り下りをするようになるでしょう。また、柵のようなタイプにすると、小さなお子さんのくぐり抜けを防止できます。

暗いときのサポートになる

敷地内に照明を設置される方も多いかと思いますが、足元まで照らされていないケースもあるでしょう。些細な段差でも足を挫いてしまったり、置かれているものを踏んだりしてしまうことが考えられます。手すりのオプションとして照明の設置も可能ですので、より安全になります。

歩行者用補助手すりとは

歩行者用補助手すりとは

手すりといえば、壁などに取り付けられているものというのが一般的な認識かと思いますが、いくつかの種類があります。歩行者用補助手すりもその中の一種です。大きく分けて以下の2種類があります。

歩行者用補助手すり

主に階段やスロープ、廊下などに設置される手すりです。廊下手すりとも呼ばれます。歩いて移動する際、手すりがない場合は壁伝いに移動しなければなりませんが、手すりがあればつかまりながら歩けます。室内で設置されることも多いのですが、屋外でも設置可能です。安全に歩行するためというのが目的です。

動作補助手すり

その名のとおり、一定の動作をする際に使う手すりで、主な設置場所は、トイレや浴室、玄関などです。決まった形状をしており、その形状から「I型」や「L型」などと呼ばれています。座っている状態から立ち上がるときにふらつく際、動作補助手すりで安定した動きをすることが可能となります。

歩行者用補助手すりの注意点

歩行者用補助手すりを設置する際の注意点としては、以下があげられます。

高さ

まず注意しなければならないのが高さです。高すぎても低すぎても使用する際に不便に感じてしまいますので、使用する方にとってベストな高さでなければいけません。自宅に設置するのであれば、利用する方が限られているので高さの調節も難しくはないでしょう。家族の中で主に使用する方を基準に考えることをおすすめします。

形状

つかみやすく、つかんだときに安定する形状が手すりにとって大切です。一般的には丸い形状が多い傾向にありますが、平型と呼ばれる平たいタイプも採用されることも多いです。丸い形状はつかみやすいものの、握力が低下して握るのが難しい方にとっては、平型が向いています。こちらもどういった方が使用するかによって決めていきます。

材質

材質は、設置場所によって適したものにする必要にあります。屋内は、木材など選択肢はさまざまありますが、屋外の場合は雨などに濡れることも考慮しなければなりません。屋外であれば、アルミやステンレスがおすすめです。汚れにも強く、掃除も簡単です。

まとめ

外観はもちろん、実用面で歩行者用補助手すりは必要になります。高齢の方が暮らしていなかったとしても、あって困ることはないでしょう。新築やリフォームの際のエクステリアとして、検討してみてください。「G BOX」では、選びぬかれた職人がエクステリアのお悩みにしっかりと対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。

 

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